8日~10日まで宮城県で開かれた、「全国災対連交流集会」に参加しました。全国から200人以上の各地で災害対策の運動に取り組んでいる人たちが集いました。
震災から7ヶ月。被災地の現状を当事者のみなさんから直接聴くことができました。
石巻市の被災地では今も至るところ瓦礫の山。流された自動車が高々と積まれていました。門脇小学校は、校舎が全焼しましたが、校長室(写真1階)の金庫に保存していた卒業証書は無事だったそうでした。しかし、校区全体が消えてしまった感じで今後この地域に学校が戻ってくるのかどうかはわかりません。こどもたちは、近くの日和山というところに避難したそうです。
元の生活と生業を取り戻したいと願う人達への本当のエールは、「被災者こそ主人公」の立場で、早期に願い実現に取り組むことだと思います。災害は決して他人事ではなく、たった一度の自然災害によって、人生を狂わされてしまいます。
こどもたちについては、命と生活基盤の補償とともに、心のケアをどうするのかが、特に大きな課題です。津波は小さなこどもたちに強烈な衝撃を与えたのです。震災前から、公務員が減らされ続けてきたことも響いたようです。先生達の現場での苦労は、瓦礫の山と、こどもたちからの悲鳴と毎日向き合う中で計り知れないストレスをもたらしているようです。
防災と教育に地域と行政がどう取り組んでいくべきなのか、考えを深めることができました。
「高齢者の所在確認ができていない」「大阪・京都・神戸 3つの都市の比較─100歳以上の方が105人わからない神戸市」昨年8月10日付の「神戸」にこんな記事が掲載され、世間に衝撃を与えました。
町が高齢化する中で、高齢者の地域見守り活動は切実な要求になっています。神戸市水道局の外郭団体「神戸市水道サービス公社」で水道検針員として働くみなさんは、神戸市が民営化を強行して、リストラやいやがらせ攻撃に遭う中で、懸命にたたかってきています。
いまこうした中で、「私たちにできること」「一人でも多くの市民を守っていきたい」との思いから、全世帯を対象とする「高齢者見守りネットワーク」を政策提案し、神戸市に事業化するよう要望しています。
検針員のみなさんは、2ヶ月に1回の各戸訪問を通じて、「来てくれるのがとても楽しみ」「相談にのってくれる」と、住民との絆を培ってきました。
私は、昨日の決算特別委員会の質疑中に「水道検針業務の民間委託強行をやめよ。検針員はメーターを見ることだけやっているのではない。生きている人間とつながって住民のためにいい仕事させてほしいと願っている」と水道局に意見を述べ、見解を求めました。
しかし答弁は、「コスト削減」「競争性の導入」云々とそっけないものでした。水道局は8年連続の単年度黒字(平成22年度の決算では、8億900万円)で、経営的には困っていません。
なによりも水道事業会計を「健全」にしてきたのは、働いておられるみなさんの努力と苦労です。「住民のためにいい仕事をしたい」と願う検針員のみなさんの運動は、いま大きく盛り上がっています。
いま、神戸市会は決算特別委員会の局別審査をおこなっています。
明日・あさってが私の質問日!明日3日(月)は、建設局に対し、また4日(火)は水道局に対する質疑(時間は40分以内)です。
いずれもお昼前後に順番が回ってくるでしょうけれど、なにせ、私にとっては4年ぶりの特別委員会質疑。
いま、このブログを書きながら、明日の質問の最終チェックをしているところです。
明日早朝は、新聞配達と塩屋駅での宣伝で8時まで時間を費やすので、その後に市会へ直行…という段取りです(遅刻だけは絶対にできない!)。
前日はあまり根詰めず、余裕をもって、議会へ登庁することにします(^^)/
今日は昨日に引き続き、本会議代表質疑でした。わが会派は、市会第4党であり、本日の午前中でした。与えられた時間は80分。
山本純二議員(須磨区)が多岐に渡って、神戸市に質しました。「全国で8割以上の公立中学校で給食が実施されています。実施を決断するときではありませんか」の問いに対し、ひどかったのが教育長の答弁。「(7月に神戸市が実施した「中学生の食生活と昼食に関するアンケート」は)給食の実施を前提にしたものではない。…給食をやるともやらないとも決めていない」
おとなりの明石市でも、実施が現実の日程に上り、政令指定都市の中でもまったく神戸市は取り残されてきた感じです!
「食育の観点が全くありませんね!」山本議員の再質問は圧巻でした。
4日には決算特別委員会で、わが会派から新人の花房ふみこ議員が教育委員会に対して質します。
それはそうと、ようやく神戸市も動き出したかのように映った中学校給食。せっかくアンケートを実施し、まだ結果全体は明らかではありませんが、これからが実現に向けて運動のがんばりどころです!